ショートフィルム、ゴールデンとは

3分弱のとても短いお話。セリフもなく映像と音楽だけで表現をしているので、言葉の壁もなく誰にでも理解ができる映画です。



Video from Kai Stänicke


この映画が伝えていることはゲイとして生まれてきた人間がどのようにしてこの世界で自分の居場所を見つけるのかということです。
ゲイであることを肌の色で表現しています。

生まれ、育ち、学校へ行き、成長していく。その中で自分が他の人と違うことを常に感じながら、孤独の中に育ちます。
そして、大学へ入り世界が徐々に広がっていく中で、ゲイ(肌がゴールドであること)が自分だけではないことに気づく、そして仲間ができ、自分の居場所を見つけられた時に初めて安らぎと安心感を得ることが出来るのです。そしてその時に初めて他へも気を配る余裕を持つことが出来るようになるのです。


カイ・シュテニッケ監督とは

ベルリンを拠点に映画監督をしているKai Stänicke (カイ・シュテニッケ)の映画は多くの映画祭で賞を受賞しています。 ”ゴールデン”はベルギーやポルトガル、イタリアなどの映画祭でオーディエンス賞を受賞しています。 彼の他の作品も多くの映画祭で受賞をしています。 詳しくはカイ・シュテニッケ監督のHPをご覧ください。

シュテニッケ監督は今回のフロリダ州オーランドで起きた事件について、Facebookで以下のように話しています。

オーランドの悲劇をきっかけにある友人が私の短編映画”ゴールデン”をオンラインで共有できないかと訪ねてきました。そうすることで彼女はこの映画を多くの友人とシェアしたいということでした。

もしこの映画がこの悲惨にほんの少しの愛を世界に広めることができるのであれば、それはこの映画の目的を果たすことです。

君がどこにいても、今がどんなに辛い時でも決してあなたは一人ではありません。 そして、あなたには居場所があり、あなたがその場所で安心して暮らせることを私たちは共に確かめていかなくてはなりません。


映画と現実の違い

この映画では肌の違いということで”見た目”で仲間がすぐにわかりますが、実際には見た目でその人が同性愛者ということはわからないため、他にも自分と同じ人がいるということの気づくには時間がかかりますし、居場所を見つけには苦労するものです。また、自ら行動を起こすには勇気も必要です。 
多くの人が”自分の居場所”を見つけること自体が難しいと感じているのではないでしょうか。 オーランドの事件もそのような中で起きた事件のように思います。

オーランドの事件についてはこちら