2014年にドイツで同性婚をしました。

ドイツでの正式名称はパートナーシップですが、このパートナーシップは男女間の婚姻と同等の権利が約束されています。
僕が日本で準備をしていた時は、事例も少なく何が必要なのかよくわからなかったため手探りでの準備となりました。 今後ドイツで同性婚をする人たちの参考になればと思いこの記事を書きました。

ステップは以下の4つ

  1. 本籍のある役所へ行き必要書類を揃える。
  2. 外務省へ行き「アポスティーユ」をもらう。
  3. 必要書類の翻訳。
  4. ドイツ大使館で翻訳内容の確認をしてもらう。

1.本籍のある役所へ行き必要書類を揃える。

まずは本籍のある市役所や区役所へ行き、「戸籍謄本」と「独身証明書」をもらいます。
戸籍謄本はよく使うので皆さん知っていると思いますが、「独身証明書」って何?という方は多いと思います。
「独身証明書」とは記載人が独身であることを証明してくれる書類です。日本ではよく、結婚相談所に登録する場合に提示を求められる書類でもあるので、役所で使用目的を聞かれた場合「海外で同性婚をするため」と言うのが恥ずかしい方は、「結婚相談所へ提出するため」と伝えてもいいと思います。
この書類は2009年5月26日から発行されるようになったばかりで、僕の本籍のある町では名前がまだ手書きで、とても簡易的な証明書でびっくりしました。国際結婚をする際に以前は「婚姻要件具備証明書」という書類が発行されていました。この証明書は結婚相手が異性に限られていたため、日本人は2009年5月26日以前には海外でも同性婚ができなかったのです。 証明書が今の形になったことで、日本人も海外で同性婚ができるようになったのです。

2.外務省へ行き「アポスティーユ」をもらう。

この「アポスティーユ」は「日本以外の国へ日本の公共機関が発行した証明書類が正しいものであることを日本国として保証します。」という証です。この証をもらうことで海外でも日本の「戸籍謄本」と「独身証明書」が証明書として認められるものです。
僕が外務省へ行った時は、提出した次の日にはアポスティーユを付けてもらうことができたので、次の日に再度外務省へ行き「アポスティーユ」付きの証明書を受け取ることができました。

3.必要書類の翻訳

日本語からドイツ語の翻訳者の方にお願いして書類をドイツ語に飜訳してもらいます。
翻訳者であれば誰でもいいと言うわけではなく、ドイツ大使館公認の翻訳者でなくてはなりません。
ドイツ大使館のホームページへ行くと、ドイツ大使館が認めた翻訳事務所リストがあるので、そのリストの中から好きな事務所を選び「戸籍謄本」と「独身証明書」をドイツ語へ翻訳してもらいます。
翻訳には早くても2、3日はかかります。翻訳者の方へ連絡をするとまずは「戸籍謄本」と「独身証明書」の両方をスキャンしてEメールするように言われます。必要書類をメールし、翻訳作業を先に進めてもらいます。その際、漢字で書かれた家族の名前の読み方のドイツ語表記の確認が必要になりますので、祖父母の名前などのドイツ語表記の仕方も事前に確認しておくといいと思います。
その後、「アポスティーユ」の付いた証明書の原本を翻訳者へ郵送すると翻訳書類を付けて送り返してくれます。

翻訳手数料は翻訳者によって違うので、初めに問い合わせた際にいくらかかるのか確認してみてください。

ここで注意点が1つあります。
必ず、アポスティーユを付けてもらってから翻訳者に翻訳を頼むようにしてください。ここが、逆になってしまうと、「アポスティーユ」を付けてもらうことができなくなってしまいます。

4.ドイツ大使館で翻訳内容を確認してもらう。

最後に、「アポスティーユ」と「翻訳」の付いた「戸籍謄本」と「独身証明書」をドイツ大使館へ行き、正しく翻訳されていることの確認と証明してもらいます。 手数料として、1部につき25ユーロがかかります。 なので、「戸籍謄本」と「独身証明書」で合計50ユーロがかかります。

日本にあるドイツ大使館では婚姻手続きやビザ申請もできない。

ドイツでの婚姻手続きは日本にあるドイツ大使館ではできません。
これは婚姻手続きに限らず、ワーキングホリデービザを除いた全ての長期滞在ビザの申請もドイツ国内のみでしかできず、日本にあるドイツ大使館では申請ができません。
そのため、日本を一度出てしまうと書類を集めるのがとても大変になってしまいます。また、観光ビザでは90日間までは滞在ができますが、必要書類を集めるのに時間がかかってしまうと、ドイツでの申請にも時間がかかる上に、ますます時間がなくなってしまいます。
なので、日本を出発する前に必要書類を完璧に準備をしておくことが重要です。
僕は上記の書類を準備していたことで、ドイツの役所での手続きが問題なく進めることができました。不備がないかとても不安だったのですが、役所の係りの人からは「これだけ完璧な書類があれば問題はありません。」と言われました。

ぜひ参考にしてください。