銃規制のないアメリカでまた悲しい事件が起きました。 銃の規制を進めたいオバマ大統領ですが、多くのアメリカ人はそれに反対しています。オバマ大統領はなんど同じ会見をし、どれだけの人が犠牲になれば、アメリカ国民は気付くことができるのでしょうか。


事件の概要

2016年6月12日の深夜2時頃、29歳のオマール・マティーン(Omar Mateen)がフロリダ州、オーランドにあるゲイクラブ(ゲイ以外も入場可)、Pulse(パルス)にて銃を乱射、その後人質を取り立てこもる。明け方の5時頃、警察が人質救出作戦を決行し、犯人はその場で射殺されました。 クラブにいた49名もの尊い命がオマール容疑者により奪われました。


オマール容疑者について

アフガニスン系アメリカ人であるオマール容疑者はイスラム教徒ではあったようです。ですが、sky NEWS によると、多くの人が事件当日以外にも同クラブでオマール容疑者を目撃していることがわかっています。一人で飲んでいることが多く、あまり他の人とは話さなかったようですが、たまに話すと父親の愚痴をこぼすことが多かったと言います。そして、お酒の量が増えると暴れることもあったようです。 また、多くの人がオマール容疑者がゲイであったと証言をしており、パルスの常連客はオマール容疑者が店で他の男性を誘っているのを見たことがあるといい、オマール容疑者の元クラスメートのゲイ男性は何度かオマール容疑者と一緒にゲイクラブへ遊びに出かけた後、デートに誘われたことがるとも言います。


元妻の証言

オマール容疑者は以前結婚をしていました。そして、その元妻がインタビューに答えています。 sky NEWSによると、オマール容疑者の元妻(Sitora Yusufiy)は、オマール容疑者からの暴力が原因で2011年に離婚をしたと言います。
彼女はオマール容疑者からの暴力に命の危険を感じ、自身の家族に助けを求めオマール容疑者から逃れたと語りました。
元妻は彼が精神的に不安定で精神病であったと言い、一度怒りだすと止まらず”怒り”をコントロールすることができなかったと言います。そんなオマール容疑者でしたが、以前は警察官を志し、警察学校への申請書も送っていました。
そして、オマール容疑者は公的許可を得て小口径の拳銃をも所持していました。
また、元妻の証言によるるとオマール容疑者は内向的な性格ではあったが、イスラム教に対してはそれほど熱心な信者ではなかったと言います。


今回の事件はヘイトクライムではない!?

今回の事件でゲイクラブにいた人々がターゲットになったこと、そして容疑者がイスラム教徒であることから多くの国の人々が同性愛差別による事件だと捉えていますが、詳しく調べてみるとオマール容疑者の元妻が言っているようり熱心なイスラム教徒ではなかったこと、自身も同性愛者であったことから同性愛者に対するヘイトクライムではないように思います。
ただ、オマール容疑者はアメリカ社会に対してまたはゲイ社会に対して何らかの怒りを感じていたのではないでしょうか。 オマール容疑者自身の精神病、そしてそのような人間に銃を持つ許可を与えていたアメリカ社会、アメリカに未だに残る人種差別などの多くの問題が重なり発生した事件であるように思います。

一度は警察官を志したオマール容疑者が犯罪者となり、そして憧れであった警察に射殺されることとなってしまった今回の事件、オマール容疑者が射殺されてしまったことで真の動機は永遠にわからなくなってしまいましたが、多くの問題を抱えるアメリカ社会を浮き彫りにした事件であることは確です。